腸管出血性大腸菌、カンピロバクターなどの食中毒は食肉の生食や加熱不十分な肉料理が原因となります。また、野生動物の肉などを生食することは、E型肝炎ウイルスによる急性E型肝炎を発症するなど非常に危険です。食肉は十分な加熱処理を行う必要があります。
腸管出血性大腸菌、カンピロバクターなどの食中毒は食肉の生食や加熱不十分な肉料理が原因となります。また、野生動物の肉などを生食することは、E型肝炎ウイルスによる急性E型肝炎を発症するなど非常に危険です。食肉は十分な加熱処理を行う必要があります。
平成24年7月より、食品衛生法に基づいて牛の肝臓( レバー )に関する新たな基準が策定されました。牛の肝臓内部には、その鮮度や衛生管理に関係なく腸管出血性大腸菌が存在する可能性があるため、牛のレバーを生食として販売、提供することは禁止されています。
感染力が非常に強く、摂取菌数がわずかでも発症し、腸管内で毒性の強いベロ毒素を生産します。便などを介して人から人へ二次感染することもあります。ただし、通常の食中毒対策で予防が可能なので、食肉の十分な加熱調理や手洗いなどをしっかり行ってください。原因食品はレバー、生肉、未消毒の井戸水などです。( 右写真 O157: 国立感染症研究所 より提供 )
急性E型肝炎は、海外などで大規模な流行が見られる場合がありますが、国内においても野生動物の肉などを生で食べたことにより、E型肝炎ウイルスに感染してしまうケースがあります。シカ、イノシシ、ブタ、めん羊、山羊などからの感染例がありますので注意してください。
汚染された飲料水や感染動物の肉を生食することで発症します。また、感染した人の糞中にウイルスが排出され二次感染されます。( 右写真 HEV(E型肝炎): 国立感染症研究所 より提供 )
※ 情報提供 : 滋賀県保健所、滋賀県食肉衛生検査所、国立感染症研究所